
細川幽斎
ホソカワユウサイ

足利義輝・義昭の2人の室町将軍を支え、信長・秀吉・家康の3人の天下人から信任されて近世細川家の祖となった細川幽斎(藤孝)。戦国武将として乱世の興亡を生き抜く中で若くして歌道に志し、二条家の古今伝授を受けた幽斎は、古典、茶の湯、料理、音曲、礼式、有職故実など、あらゆる学芸の理を究めた。馬と茶の湯を知らぬは武士の恥、と説いた稀代の文人武将の波瀾の生涯をいきいきと論述する。
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目次
●第1章 武将としての生涯
1 足利将軍義輝に仕える
2 足利義昭を奉じて上洛
3 本能寺の変と幽斎
4 豊臣秀吉に仕える
5 関ヶ原役と幽斎
6 その終焉
7 幽斎と武芸
●第2章 幽斎と歌道
1 和歌 古今伝授
2 連歌
3 俳諧と狂歌
4 門人
●第3章 幽斎と芸道
1 書道
2 茶道と料理
3 音曲
4 礼式と有職故事
●第4章 幽斎の著述
1 紀行文
2 物語及び和歌の研究書
●第5章 その人物
1 政治家としての幽斎
2 人物
3 教訓の和歌
●第6章 家族と子孫
1 家族
2 子孫
書誌情報
紙版
発売日
1996年09月10日
ISBN
9784061592490
判型
A6
価格
定価:855円(本体777円)
通巻番号
1249
ページ数
282ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1985年10月、旺文社文庫刊
著者紹介
解説: 米原 正義(ヨネハラ マサヨシ)