王女ク－ドル－ン
オウジョクードルーン
- 訳： 古賀 允洋
絶世の美女、王女クードルーンが略奪された。王女に許婚者がいるのを知りつつこの暴挙に出たのは、王女に横恋慕するノルマンディーの若き王、ハルトムートであった……。「ドイツのオデュッセー」と評され「中高ドイツ語文学中の最高傑作」とも賞された、『ニーベルンゲンの歌』とならび立つ中世ドイツの傑作長編英雄叙事詩。待望久しい、中期高地ドイツ語原典からのわが国初のオリジナル完訳版成る。
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目次
主な登場人物
第1章 ジゲバント王と王子ハーゲン
第2章 ハーゲンと3人の娘たち
第3章 ハーゲン、故郷に帰る
第4章 父母との再会
第5章 ヴァーテへの密命
第6章 ホーラントの魅惑の歌声
第7章 王女ヒルデ、ヘゲリンゲンへ
第8章 ハーゲンの逆襲
第9章 王女クードルーンの誕生
第10章 拒まれたハルトムートの愛
第11章 王女をめぐる2つの愛
第12章 ヘルヴィヒの求婚
第13章 ジークフリートの侵攻
第14章 ハルトムートのヘゲリンゲン奇襲
第15章 略奪された王女
第16章 ヘテル王へのヒルデの使い
第17章 ヴュルペンザントの戦い
第18章 ヘテル王の討ち死に
第19章 勇士たちの悲しい帰還
第20章 捕らわれの身のクードルーン
第21章 王女から洗濯女へ
第22章 王女奪還ののろし
第23章 ノルマンディー到着
第24章 神の使いがもたらした朗報
第25章 2人の密使
第26章 密使たちの生還
第27章 押し寄せるヒルデの大軍
第28章 ルートヴィヒ討伐
第29章 虜囚ハルトムート
第30章 王妃ヒルデへの戦勝報告
第31章 4組みの婚礼の宴
第32章 クードルーン、喜びの旅立ち
解説 『王女クードルーン』について
書誌情報
紙版
発売日
1996年10月09日
ISBN
9784061592520
判型
A6
価格
定価：1,495円（本体1,359円）
通巻番号
1252
ページ数
550ページ
シリーズ
講談社学術文庫