
実存から実存者へ
ジツゾンカラジツゾンシャヘ
- 著: エマニュエル・レヴィナス ,
- 訳: 西谷 修

リトアニアに生まれ、ストラスブール大学に学んだ後フランスに帰化したユダヤ人哲学者レヴィナス。第二次大戦に志願するがドイツの捕虜収容所に囚われて四年を過ごし、帰還後ユダヤ人を襲った災厄を知る。かつての師ハイデガーのいう〈支配する主体〉の対極に、レヴィナスは〈現存者〉を措定、戦争で露呈した現代人の〈実存〉の運命を考察する。時代を深く予見したフランス現代思想の巨匠の代表作。
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目次
1 序章
2 実存との関係と瞬間
1.実存との関係
2.疲労と瞬間
3 世界
1.志向
2.光
4 世界なき実存
1.異郷性
2.実存者なき実存
5 実詞化
1.不眠
2.定位
3.時間へ
書誌情報
紙版
発売日
1996年11月08日
ISBN
9784061592575
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1257
ページ数
238ページ
シリーズ
講談社学術文庫