日本古代国家の成立
ニホンコダイコッカノセイリツ
- 著： 直木 孝次郎
四世紀の崇神天皇に始まり三輪政権が、応神天皇を始祖として瀬戸内海の制海権を握った河内政権により征服させる過程や、壬申の乱の後に天武天皇が実力で全権を掌握するまでを綿密に解説。また稲荷山古墳鉄剣銘を独自に読み解き、雄略天皇の日本統一をめざした戦いを明らかにするなど、古墳や遺物に秘められた謎を著書ならではの緻密な分析と推理で解く。古代史の奉斗による日本国家成立の大検証。
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目次
1 邪馬台国
1．邪馬台国の習俗と宗儀
2．邪馬台国位置論の意義
3．邪馬台国畿内説10の知識
4．三角縁神獣鏡と畿内説
5．邪馬台国のゆくえ
2 国家の形成
1．崇神天皇と三輪政権
2．河内王朝
3．たたかう大王雄略
4．大兄制と皇位継承法
5．大王から天皇へ
6．壬申の乱
3 古道
1．山の辺の道
2．河内の古道
3．茅渟道（ちぬのみち）
4．東国への道
5．毛原廃寺と都祁（つげ）の山道
4 遺跡と遺物
1．古代ヤマト政権と鉄剣銘
2．稲荷山古墳鉄剣銘に関する一試論
3．高松塚古墳の被葬者
4．亀虎古墳の被葬者
5．飛鳥における古墳立地の企画について
6．太安万侶の墓誌と『古事記』
書誌情報
紙版
発売日
1996年12月10日
ISBN
9784061592629
判型
A6
価格
定価：1,265円（本体1,150円）
通巻番号
1262
ページ数
360ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
邪馬台国の習俗と宗儀
初出
『伝統と現代』１９７４年３月号 伝統と現代社
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作品名
邪馬台国位置論の意義
初出
『歴史と旅』１９７６年６月号 秋田書店
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作品名
邪馬台国畿内説１０の知識
初出
『歴史読本』１９７７年８月号 新人物往来社
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作品名
三角縁神獣鏡と畿内説
初出
『歴史と人物』１９８２年１０月号 中央公論社
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作品名
邪馬台国のゆくえ
初出
「ゼミナール日本古代史」上巻１９８０年１月 光文社
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作品名
崇神天皇と三輪政権
初出
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作品名
河内王朝
初出
『歴史と旅』１９８３年７月号 秋田書店
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作品名
たたかう大王雄略
初出
『人物群像 日本の歴史』第１巻１９７８年 学習研究社
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作品名
大兄制と皇位継承法
初出
「ゼミナール日本古代史」下巻１９８０年１月 光文社
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作品名
大王から天皇へ
初出
『飛鳥と万葉』〈日本の美と文化 第２巻〉１９８３年９月
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作品名
壬申の乱
初出
『歴史読本』１９８３年１２月号 新人物往来社
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作品名
山の辺の道
初出
『日本の街道』第５巻１９８１年４月 集英社
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作品名
河内の古道
初出
『大阪春秋』２６号１９８０年１１月 大阪春秋社
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作品名
茅渟道
初出
『美原の歴史』３号１９７８年３月 美原町教育委員会
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作品名
東国への道
初出
『和歌森太郎著作集』第４巻月報１９８０年１０月 弘文堂
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作品名
毛原廃寺と都祁の山道
初出
『近鉄文学散歩』１９７７年９月号 近畿日本鉄道
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作品名
古代ヤマト政権と鉄剣銘
初出
『歴史と人物』１９７９年１月号 中央公論社
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作品名
稲荷山古墳鉄剣銘に関する一試論
初出
『人文研究』３２巻９分冊１９８０年 大阪市立大
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作品名
高松塚古墳の被葬者
初出
末永雅雄・井上光貞共編『高松塚古墳と飛鳥』１９８０年 中央公論社
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作品名
亀虎古墳の被葬者
初出
『明日香風』１０号１９８４年４月 飛鳥保存財団