現代短歌入門

現代短歌入門

ゲンダイタンカニュウモン

講談社学術文庫

思索する前衛歌人の名を負う岡井隆。「アララギ」から出発した彼は、むしろそのリアリズムを徹底批判し、現代詩としての思想表現に努めた現代短歌界のオピニオン・リーダーである。本書については「特に私をめぐる覚書や場の理論については、歌論と作品の間に働く微妙な力働的関係にも注目して、柔軟にその本意を読みとってほしい」と岡井はいう。短歌を志すすべての人に希望と勇気を与える必携の書。


  • 前巻
  • 次巻

目次

序章 歌との出逢い
第1章 短歌を志す人へ
第2章 危機歌学の試み
第3章 語彙と模倣
第4章 場について
第5章 詩型の叛意
第6章 定型について
第7章 韻と律
第8章 主題制作と連作
第9章 喩法について(1)
第10章 喩法について(2)
第11章 私文学としての短歌
第12章 文語と口語
第13章 歌と生活
第14章 短歌における文学運動
終章 現代短歌への素志

書誌情報

紙版

発売日

1997年01月10日

ISBN

9784061592667

判型

A6

価格

定価:1,025円(本体932円)

通巻番号

1266

ページ数

340ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

『岡井隆コレクション第2巻 短詩型文学論集成』の中の「現代短歌入門」(1995年2月、思想社刊)

著者紹介

製品関連情報