
ヘ-ゲル
ヘーゲル
- 著: 城塚 登

近代ドイツ最大の哲学者ヘーゲルは、論理学、自然哲学、精神哲学、宗教哲学、歴史哲学、哲学史等々にわたって、近代哲学の枠組みを超出する壮大な哲学体系を構築した。ヘーゲル哲学が「現代哲学の母胎」といわれる所以である。本書は、マルクス、フォイエルバッハはもとより、アドルノ、サルトル、ルカーチなど、現代思想の諸潮流に多大な影響を与えたヘーゲル哲学の核心に迫る恰好の案内書である。
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目次
●1 ヘーゲル哲学の核心
1 「精神」と〈われわれ〉という境位
2 時代の哲学的把握
3 真なるものは主体である
4 「学問」の魂としての弁証法
●2 ヘーゲルの生涯と思想形成
1 少年時代
2 大学生時代
3 ベルンでの家庭教師時代
4 フランクフルト時代
5 イエナ時代
6 体系展開の時代
●3 ヘーゲルの著作
1 「キリスト教の実定性」
2 「キリスト教の精神とその運命」
3 「精神の現象学」
4 「小論理学」
5 「法の哲学綱要」
6 「歴史哲学講義」
●4 ヘーゲルと現代
1 ヘーゲルと現代思想
2 ヘーゲル哲学の現代的意義
書誌情報
紙版
発売日
1997年02月07日
ISBN
9784061592704
判型
A6
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
通巻番号
1270
ページ数
464ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
「人類の知的遺産」シリーズ46の『ヘーゲル』(’80年小社刊)