秦漢帝国

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秦漢帝国

シンカンテイコク

講談社学術文庫

秦の始皇帝が初めて中国全土を統一した紀元前3世紀から後漢末までの400年間。この時期、清朝滅亡まで存続した皇帝制度と官僚制が確立し、中国の精神文化の支柱となる儒教も国教化される。二千年にわたる中国の国家体制を決定づけた秦漢帝国の実像を、中国史の秦斗が考察。劉邦、項羽などの英雄と庶民の織りなす壮大な歴史を、兵馬俑の発見など注目の研究成果を盛り込み詳細に説いた必読の力作。


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目次

第一章 秦帝国の形成
  1.統一国家出現の歴史的背景
  2.秦王政の即位
  3.「皇帝」の出現
  4.始皇帝の業績
第二章 秦帝国の崩壊と漢帝国の成立
  1.始皇帝の死と二世皇帝の即位
  2.反乱の勃発と秦帝国の滅亡
  3.楚漢の抗争
  4.漢帝国の成立
  5.漢初の国家機構
第三章 漢初の劉氏政権
  1.呂氏の乱
  2.文帝即位の民爵制度
  3.か誼(ぎ)とちょう錯(そ)
  4.呉楚七国の乱
  5.匈奴と南越と朝鮮
第四章 武帝時代の外征と内政
  1.対匈奴戦争
  2.南越・朝鮮の郡県化
  3.西域交通路の発見
  4.対匈奴戦争の再開
  5.新財政政策の施行
  6.法術官僚の登場
  7.神仙と巫蠱(ふこ)
第五章 霍氏政権の成立と崩壊
  1.昭帝の即位
  2.塩鉄会議
  3.霍氏政権の確立
  4.霍氏族誅と宣帝の親政――付・匈奴投降――
第六章 儒教の国教化と王莽政権の出現
  1.儒教官僚の進出と礼制改革
  2.儒家思想と讖緯(しんい)説
  3.外戚王氏の台頭と王莽政権の成立
  4.王莽政権の内政改革
  5.王莽政権の対外政策
第七章 後漢王朝の成立
  1.赤眉の乱と南陽劉氏の挙兵
  2.王莽の滅亡と更始帝の敗亡
  3.光武帝の即位と洛陽奠都
  4.群雄の平定
  5.天下統一の完成
第八章 後漢王朝の推移とその対外関係
  1.後漢前半期の国内状況
  2.匈奴と西域の去就
  3.羌族の反乱
  4.東アジア周辺諸民族の動向

書誌情報

紙版

発売日

1997年03月10日

ISBN

9784061592735

判型

A6

価格

定価:1,815円(本体1,650円)

通巻番号

1273

ページ数

572ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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