社会主義の終焉

社会主義の終焉

シャカイシュギノシュウエンマルクスシュギトゲンダイ

講談社学術文庫

1991年に消滅したソ連は、マルクス・レーニン主義の名の下に、マルクスの思想とはかけ離れた全体主義国家として存在した。著者は、19世紀のサン=シモン主義に遡り、産業化をめざしつつ前衛党による大衆支配へと変質した社会主義の変遷を跡づける。さらにルカーチからサルトルに至る20世紀のマルクス主義知識人像の解体の過程をも考察し、社会主義体制崩壊の歴史的意味を問い直した好著。


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書誌情報

紙版

発売日

1997年08月08日

ISBN

9784061592926

判型

A6

価格

定価:902円(本体820円)

通巻番号

1292

ページ数

294ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

1991年12月に筑摩書房から刊行された『メシニアズムの終焉』に、「知識人論の現在」(『へるめす』1993年1月号)を終章として新たに加えた

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