
筆跡の文化史
ヒッセキノブンカシ
- 著: 原 子朗

筆跡は書き手の心理や人間性をあらわすばかりではない。平安期の優美、鎌倉・室町期の壮美というように、筆跡は書かれた時代の雰囲気をも映し出す。本書は、1300年余におよぶ毛筆の歴史、筆跡のもつ形象美、筆跡をささえる筆記用具や用紙、書法の変化、筆跡と教育とのかかわり、文士たちの筆跡に見る個性と時代性等々、「筆跡」を視座にすえ、日本人の来し方を縦横に論じたユニークな文化史である。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年09月10日
ISBN
9784061592988
判型
A6
価格
定価:902円(本体820円)
通巻番号
1298
ページ数
298ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
著: 原 子朗(ハラ シロウ)