
シェイクスピアと日本人
シェイクスピアトニホンジン
- 著: ピ-タ-・ミルワ-ド ,
- 訳: 中山 理

日本人にとってシェイクスピアの魅力とはなにか。『ロミオとジュリエット』と近松の『曾根崎心中』、『ハムレット』と漱石の『こころ』などを比較検討し、イギリスと日本双方の心と次元がシェイクスピアにもあることに気づく。恋人たちの自殺や恋愛物語における女性観に日本的な色合いを発見して、共感をいだくのである。「万人の心を持つ」シェイクスピアの、言葉の魔術と魅力をさぐる文庫オリジナル。
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目次
1 シェイクスピアの日本的次元
2 さらに「無」について
3 日本人にとってのシェイクスピア
4 着物をまとまったシェイクスピア
5 日本で人気のシェイクスピア演劇
6 日本人による二つのシェイクスピア解釈
7 シェイクスピアと近松門左衛門
8 シェイクスピアと千利休
9 隠れた共通点
10 『ハムレット』と『こころ』
11 シェイクスピアの分かりやすさ
12 シェイクスピアのヒロインたち
13 シェイクスピアと日本の哲学
14 シェイクスピアと私
書誌情報
紙版
発売日
1997年11月10日
ISBN
9784061593046
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
1304
ページ数
202ページ
シリーズ
講談社学術文庫