
戦争論
センソウロン
- 著: 西谷 修

第1次・第2次大戦から湾岸戦争まで
20世紀の世界戦争は現代思想をどう変えたか
20世紀の戦争は地球を覆う全面戦争と化し、世界を1つの運命共同体とした。冷戦終結後も湾岸戦争に見られたように、戦争は従来の国家の枠を超えて世界化する。一地域の抗争があらゆる国の利害を絡め、いかなる国をもその局外に立たせないのである。クラウゼヴィッツからバタイユ、レヴィナスへと戦争の思考をたどり、臨界に達した西欧近代の〈黙示録後〉の世界を現代史の時間軸に沿って考察する。
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書誌情報
紙版
発売日
1998年08月10日
ISBN
9784061593428
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1342
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
『戦争論』’92年10月に岩波書店より刊行。
収録作品
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作品名初出
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作品名
世界戦争
初出
「死」現代哲学の冒険1、1991年岩波書店刊行
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作品名
ふるさと、またはソラリスの海
初出
『現代思想』1990年8月号、青土社刊行
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作品名
千年王国の夢
初出
『現代思想』1991年5月号、青土社刊行
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作品名
「光」の文明の成就
初出
『二〇世紀1』朝日新聞
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作品名
ユートピアの死と「新秩序」の行方
初出
『戦争と革命』朝日グラフ別冊・シリーズ二〇世