
マイページに作品情報をお届け!
平安の春
ヘイアンノハル
- 著: 角田 文衛

藤原氏栄華の礎(いしずえ)を築き、数々の美徳をそなえた好人物とされる師輔(もろすけ)の真の姿を浮彫りにし、専制君主白河法皇の激しくも淋しい生涯に迫る……。後宮の栄光に溢れた優麗典雅の生活あり、争いに敗れ鄙(ひな)に隠栖する悲しき女性も垣間見える。平安の都を舞台に繰り広げられる人間模様を、多くの文献の読み込みと深い洞察で語る学術エッセイ。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
●第1部 春にかすめる
平安の春
師輔なる人物
花山天皇と熊野
●第2部 花の散るのみ
四条宮下野
白河法皇
院宮の女房たち
●第3部 春し暮れなば
薄倖の后
義経と平泉
実朝の首
書誌情報
紙版
発売日
1999年01月08日
ISBN
9784061593602
判型
A6
価格
定価:1,353円(本体1,230円)
通巻番号
1360
ページ数
330ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’83年4月、朝日新聞社より刊行