
生と死の現在
セイトシノゲンザイヤマイヲメグルゲンダイノミンワ

いま生と死のかかわる民話が生まれるとしたら、私たちが病いや死に直面したとき否応なく付き合わざるを得ない現代医療の現場においてではないだろうか。民間信仰から最先端医療まで、病いと医の現場に隠された「現代の民話」を患者や家族の側から探る癒しの文化論。
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目次
第1話 ナースステーション綺譚
第2話 死を守る村
第3話 町医者と霊感者
第4話 肝(チム)を病む、肝を癒す
第5話 死は人間の「完成」
第6話 首無地蔵と救急車
第7話 声をつくる
第8話 生死の「リエゾン」
第9話 0(ゼロ)との距離
第10章 〈患者〉の時代
書誌情報
紙版
発売日
1999年02月10日
ISBN
9784061593657
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1365
ページ数
332ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1995年5月、岩波書店より刊行
著者紹介
解説: 向井 承子(ムカイ ショウコ)