
古代史を解く鍵
コダイシヲトクカギコヨミトタカマツヅカコフン
- 著: 有坂 隆道

昭和47年、高松塚が発掘され、美しい壁画が話題をさらった。いつ描かれたのか、被葬者は誰か、絵の意味は何か、数々の議論、異論、暴論が噴出する。著者は「暦」に関する深い理解と、図像に対する詳細を極めた研究により、縦横無尽の論を展開し、高松塚の謎を解明する。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 『日本書紀』の暦日
第2章 高松塚の壁画とその年代――高松塚論を批判し天武末年説を提唱する――
第3章 高松塚の星
第4章 高松塚の被葬者をめぐって――特に蚊屋皇子説について――
第5章 高松塚周辺の終末期古墳とその被葬者――中尾山古墳・大内陵・牽牛子塚・マルコ山古墳――
第6章 河内道明寺出土の「修羅」
第7章 埼玉稲荷山古墳出土鉄剣銘の「七月中」
第8章 太安万侶墓誌の年月日をめぐって
書誌情報
紙版
発売日
1999年02月10日
ISBN
9784061593664
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1366
ページ数
426ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1982年4月、毎日新聞社発行の『古代史を解くカギ』および1981年4月、駸々堂出版発行の『講座飛鳥の歴史と文学②』「古代史を解くカギ」