
光は東方より
ヒカリハトウホウヨリコイズミヤクモメイサクセンシュウ

松江から熊本へ。日本での生活体験が広がるにつれ、小泉八雲の日本理解も哲学的思索へと深まってゆく。
古来、日本人は樹や泉、鏡などの中に「霊的なるもの」を感じ、信仰の対象にしてきた。その日本の文化と精神の流れを、メタフィジカルな次元で捉えようとする。
『九州の学生たちと』『博多にて』などの佳作を中心に、東方の国日本を巧みに描いた味わい深い作品集。
- 前巻
- 次巻
目次
・九州の学生たちと
・博多にて
・生と死の断片
・悲願達成
・門つけの歌
・ハル
・日本の俗謡にみられる仏教的なもの
・環の中で
・月が欲しいという願い
・セレナーデ ほか
書誌情報
紙版
発売日
1999年04月09日
ISBN
9784061593732
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1373
ページ数
366ページ
シリーズ
講談社学術文庫