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愚管抄を読む
グカンショウヲヨムチュウセイニホンノレキシカン
- 著: 大隅 和雄

大僧正天台座主、歌人、摂関家の生まれという多元的な眼をもつ慈円が、保元の乱以後の「歴史の道理」を見きわめようとした書、『愚管抄』。彼は、世の中の何に関心を持ち、何を歴史と思っていたのか。どのように記述しようとしたのか。鎌倉時代初頭の思想家を通して、歴史を書くことの意味を自らの問題として捉えた著者渾身の書。
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目次
1 『愚管抄』を読む
2 『愚管抄』を概観する
3 歴史を見る
4 歴史を書く
5 歴史をとらえる
書誌情報
紙版
発売日
1999年06月10日
ISBN
9784061593817
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1381
ページ数
306ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’86年5月に平凡社から刊行