葉隠

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葉隠

ハガクレブシトホウコウ

講談社学術文庫

泰平の世に武士はいかに生きるべきか――「奉公名利」の思想――

武士道の聖典ともいわれてきた「葉隠」には、なぜか「殉死」の語はなく、すべて「追腹」であり、「武士」の語の多くが「奉公人」に変えられている。また「葉隠」の存在は、実は江戸時代を通じて秘せられてきた……。山本常朝の生い立ちと思想を深く読み込むことによってこれらの謎を解き、さらに、通説を大胆に問い直した著者会心の力作。


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目次

序章 「葉隠」(はがくれ)と山本常朝(じょうちょう)
1 「葉隠」の性格
2 「葉隠」の成立事情
3 「葉隠」の構成
4 山本常朝の生涯と経歴
第1章 奉公哲学
1 「家職」――基本的視角
2 「畳の上」の「奉公」
3 「奉公一篇」の志
4 「御国風」と「角蔵流」
5 「死狂ひ」
第2章 曲者列伝
1 「昼強盗」斎藤佐渡
2 「武士の掟」因州武士
3 「奉公人」相良求馬
第3章 家老論
1 「諫言」――「家老」職分論
2 「家老」銘々伝
3 「志の諫言」
第4章 没我的忠誠
1 君臣情誼
2 「衆道」
3 「御側」と「外様」
4 「忍恋」「思ひ死」「追腹」
5 生の哲学
第5章 傑僧外伝
1 湛然和尚――時代批判と「慈悲」
2 大融・正三・了為――「勇気」
3 「無分別」と「慈悲」

書誌情報

紙版

発売日

1999年07月09日

ISBN

9784061593862

判型

A6

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

通巻番号

1386

ページ数

444ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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