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時間と自由
ジカントジユウカントカイシャクノボウケン
- 著: 中島 義道

〈私〉が哲学する意味とは、自分の実感に沿って忠実に考え、語りだすことにほかならない。現在のカント研究・哲学研究のあり方を批判し、哲学の本質を問いつづける著者は、時間、とりわけ〈今〉という自身の哲学的命題を、テキストの読みかえを通して探究する。カントの引力圏からの飛翔を試みる知の冒険。
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目次
●1 時間・自由・因果性
1 〈今〉への問い
2 時間における自由
3 自由による因果性
4 時間の超越論的論証
5 時間の構築から時間の消滅へ
6 現在と過去とのあいだ
7 知覚と因果性
●2 現象と仮象
8 ランベルトの現象学
9 ファイヒンガーの虚構主義
書誌情報
紙版
発売日
1999年09月10日
ISBN
9784061593961
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1396
ページ数
340ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’94年、晃洋書房より刊行