
源平闘諍録(下)
ゲンペイトウジョウロクバンドウデウマレタヘイケモノガタリ

巻五以降、頼朝の挙兵、義仲の動向、義経の活躍を経て、一の谷の合戦にいたるまでを描く。歴史学と文学の共著者が、本書を平家物語諸本と読み比べ、読み本系「延慶本」に最も近い形態をもって東国に成立したことを明らかにした労作。坂東武士団の活躍を多く書き留めており、歴史史料としても興味深い。文庫オリジナル。
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目次
【巻五】頼朝が房総で再起する物語から、平家による南都焼討までを載せる。本格的な源平合戦の幕開き。坂東武士団の動きを多く書き留める。
【巻八上】義仲・行家の入洛から義仲の最期までを収録する。
【巻八下】一の谷の合戦とその戦後の関連記事を載せる。本書の完結。
書誌情報
紙版
発売日
2000年03月10日
ISBN
9784061593985
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
1398
ページ数
560ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
著・その他: 福田 豊彦(フクダ トヨヒコ)
著・その他: 服部 幸造(ハットリ コウゾウ)