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馬・船・常民
ウマ・フネ・ジョウミントウザイコウリュウノニホンレットウシ

考古学と中世史の論客が、日本の歴史学から抜け落ちていた事柄を掬いとり、それぞれの観点から縦横に論じ合う。東国騎馬軍団の活動、雄大なスケールで行われた海の交通、さまざまな物資のダイナミックな交流、知られざる女性たちの活躍……。そして「日本」とはなにか。常識を打ち破ったところに真の日本が立ち現われる。
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目次
(1) 馬の活躍と人間の争い
1 東国の騎馬軍団
2 東国の渡来人と馬文化
3 東と西、馬と船
4 隼人と馬
5 犠牲獣と馬
6 豪族・武士団の地域性
7 楠木正成の背景
8 弥生の高地性集落と中世の城
9 海に向かう城
(2) 海からの交流
1 北陸・能登
2 港を押さえた豪族・寺社
3 商業活動と信仰
4 隠岐と佐渡
5 吉野ヶ里遺跡と神崎荘
6 出雲と越
7 海村の都市的性格
8 瀬戸内海・伊予
9 太平洋側の動き
10 スケールの大きい海の交流
(3) 歴史の原像
1 鋳物と塩の交流
2 隠された女性の活躍
3 名前と系図
4 天皇と「日本」
書誌情報
紙版
発売日
1999年10月08日
ISBN
9784061594005
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1400
ページ数
340ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’92年、河合出版より刊行