民俗と植物

民俗と植物

ミンゾクトショクブツ

講談社学術文庫

イチイ=オンコ=アララギ=ヘダノキ=インゾウ……。草木には、それぞれの土地にそれぞれの名まえがあり、人びとの生活と深い結びつきがあった。登山を愛し、自然保護に力を尽し、里人の民俗を研究した博覧強記な植物学者・武田久吉が、植物にまつわる命名と習俗との関係を、複眼的視野で存分に語り尽した名エッセイ。


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目次

草木の方言と名義/地名と植物/「かくま」の事から/天子ヶ岳の瑤珞躑躅/浜茄子異議/聖林か柊林か/松竹梅/桃とモモ/春と生物/野菜と山菜/茄と胡瓜/苗代大根/菊/ぶなの実と野鼠/馬力と澱粉/白井博士と不老長寿の薬/長寿の相談/山林と材木の供出/カノウとアラク/文学と植物

書誌情報

紙版

発売日

1999年11月10日

ISBN

9784061594074

判型

A6

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

1407

ページ数

250ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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