
グリム童話考
グリムドウワコウシラユキヒメヲメグッテ
- 著: 小澤 俊夫

今なお世界中で愛読されている『グリム童話集』。親から子へ、名もなき人々によって語り伝えられてきたドイツの昔話は、グリム兄弟の手で収集・整理され、彼らの生涯を通して続けられた6度の改版を経て、口伝えの物語からメルヒェンへと変容する。
初版以前の手稿から決定版まで、精緻な分析が明らかにする、『グリム童話集』とメルヒェンの姿。
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目次
第1章 ヤーコプの「自叙伝」
第2章 法律・言語学者への道
第3章 「メルヒェン集」の成立
第4章 メルヒェンの変遷と定着
第5章 「いばら姫」の分析
第6章 「白雪姫」を読む
第7章 続・「白雪姫」を読む
第8章 現代に生かすための問題点
書誌情報
紙版
発売日
1999年11月10日
ISBN
9784061594081
判型
A6
価格
定価:1,012円(本体920円)
通巻番号
1408
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫