帝都ウィーンと列国会議

帝都ウィーンと列国会議

テイトウィーントレツコクカイギカイギハオドルサレドススマズ

講談社学術文庫

密偵たちが目撃した権謀と狂騒の都

1814年秋、オーストリアの帝都において世紀の談合、世にいう「ウィーン会議」が始まった。自国の存亡を賭した熾烈な駆け引きが展開される一方で王侯達の恋愛遊戯が横行し、特命謀報員が暗躍する。オーストリア内務省に残る秘密警察の文書を駆使し、「会議は踊る……」と評された饗宴外交の顛末とウィーンの狂騒ぶりを軽妙なタッチで活写した意欲作。


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目次

第1章 ウィーン会議前奏曲
第2章 青竜の一門
第3章 ウィーン会議始まる
第4章 神聖ローマ帝国とドイツ再編問題
第5章 貴人たちの浮かれとパイアケスの島
第6章 ウィーン会議混迷の度を深める
第7章 ナポレオンの再挙
第8章 ウィーン会議の閉幕

書誌情報

紙版

発売日

2000年02月10日

ISBN

9784061594173

判型

A6

価格

定価:1,265円(本体1,150円)

通巻番号

1417

ページ数

432ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

本書は1989年10月、三省堂刊『会議は踊る-帝都ウィ-ン物語』を底本とした。

著者紹介

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