
イタリア使節の幕末見聞記
イタリアシセツノバクマツケンブンキ
- 著: ヴィットリア・F・アルミニヨン ,
- 訳: 大久保 昭男

ヨーロッパは、連年、蚕の病に見舞われていた。良質の蚕卵紙購入が動機で、通商を求め来日した、マジェンタ号艦長が綴る日本滞在記。開明的海軍中佐で地理学者の、西欧を代表する知識人が、日伊修好通商条約の交渉の準備から成立までの様子と「開国」に大きく揺れる幕末日本、江戸の庶民の生活や風俗を印象深く描き出す。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 交易の道を求めて
第2章 日出づる国
第3章 国際都市・横浜
第4章 幕府との折衝
第5章 庶民の生活
第6章 政治の状況
第7章 農業、宗教、風俗など
第8章 「貴国を辞す」
第1章 19世紀欧州の日本認識
第2章 宣教師の足跡
書誌情報
紙版
発売日
2000年02月10日
ISBN
9784061594203
判型
A6
価格
定価:946円(本体860円)
通巻番号
1420
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は’87年2月、新人物往来社発行「イタリア使節の幕末見聞記」を底本とした。