
科挙の話
カキョノハナシ
- 著: 村上 哲見

隋唐時代に始まった官吏登用試験、科挙。高級官僚になり、名誉と財産と特権を得るために、どうしても通らなければならない狭き門であった。この制度の歴史と実態を唐宋を中心にして解明し、韓愈・柳宋元・白居易・蘇軾ら受験競争の中に生きた知識人たちの姿を興味深いエピソードを交えながら描き出す好著。
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目次
序章 科挙とは何か
第1章 エリート官僚への道──歴代の官吏任用法
第2章 巨大化する科挙──試験のしくみと実態
第3章 どんな試験が行われたか
第4章 科挙制度の光と影
書誌情報
紙版
発売日
2000年04月10日
ISBN
9784061594265
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1426
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は、講談社現代新書として1980年9月、小社より刊行された。