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葛城と古代国家
カヅラキトコダイコッカ
- 著: 門脇 禎二

統一王朝大和朝廷が成立する以前、大和には倭国(やまとのくに)と葛城国(かづらきのくに)が存在していた。百済からの渡来人、蘇我氏とその一族が定着した地、海外の新文化の流入路で数多くの古墳が残る葛城は、どのような国だったのだろうか。考古学の成果と諸史料の綿密な検討によって、その支配の実態と大和との関係を系統的に解明する。
《付》河内王朝論批判
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目次
1 「倭国」と「葛城国」
2 西方からの息吹
3 葛城の垂見宿禰
4 首長墓の出現──馬見丘陵の古墳──
5 ソツヒコと葛城首長家の系流
6 葛城首長家の支配体制──葛城の古墳──
7 葛城と河内──河内王朝(政権)論批判──
8 葛城首長家の滅亡
9 葛城の変貌
10 葛城の天皇陵
書誌情報
紙版
発売日
2000年05月10日
ISBN
9784061594296
判型
A6
価格
定価:1,067円(本体970円)
通巻番号
1429
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は、’84年9月(株)教育社刊行『葛城と古代国家』を底本とした。