平家後抄(上)

平家後抄(上)

ヘイケコウショウ

講談社学術文庫

平家は壇ノ浦で滅んだのか?『平家物語』その後
女系を通じ現代にまで繋がる平家血流の研究

平維盛の子、平家の最後の嫡流六代の斬刑により、「平家は永く絶えにけり」と『平家物語』は結ぶ。しかし、壇ノ浦の惨敗の後、都に帰還した平家の女性(にょしょう)たちの血は、皇族、貴族の中に脈々と生き続け、実に現代にまで続いていることを忘れてはならない。北山の准后藤原貞子に仮託して、壇ノ浦以後の平家の動静を克明にたどる名著。


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目次

序章 北山の准后
第1章 嵐の後
第2章 さまざまな運命
第3章 平家の残党
第4章 女人の行方
第5章 北陸の空

書誌情報

紙版

発売日

2000年06月09日

ISBN

9784061594340

判型

A6

価格

定価:1,375円(本体1,250円)

通巻番号

1434

ページ数

368ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

原本:’81年4月、朝日新聞社より刊行された、『平家後抄 上』を原本とした。

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