地震の社会史

地震の社会史

ジシンノシャカイシ

講談社学術文庫

1855年、震度6の地震が百万都市江戸を襲った。安政大地震である。明日を見失った被災民は、生へ向う意志と復興への願いをこめて、地震鯰絵やかわら版に熱狂する。これら民衆のメッセージは、時空を越えて現代のわれわれにも何事かを訴えかけているに違いない。残された資料の中に災害史の新しい可能性を探る好著。


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目次

序論 災害社会史の方法
●第1部 災害と情報
第1章 災害の社会性──被害の軽重
●第2章 情報における事実と真実
第3章 さまざまな地震誌
第4章 地震鯰絵と民衆
第2部 災害と救済
第1章 災害と救済
第2章 施行論──抑圧と解放と
むすび

書誌情報

紙版

発売日

2000年08月09日

ISBN

9784061594425

判型

A6

価格

定価:1,155円(本体1,050円)

通巻番号

1442

ページ数

360ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

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