
魚食の民
ギョショクノタミニホンミンゾクトサカナ
- 著: 長崎 福三

日本人は、魚を酒菜(さかな)とよび真菜(まな)とよぶほどに遙かな昔から魚に親しんできた魚食の民であり、現代に伝わる豊かな魚食文化を築きあげてきた。魚食の民は漁(すなど)りの民であり、魚食の歴史はすなわち漁りの歴史でもある。しかしかつて多彩な魚貝を育んできた豊饒の海はいまや危機に瀕し、魚貝は数も種類も少なくなった。日本人と魚のかかわりを、日本人――魚食――漁業という構図の中で考える。
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目次
第1章 日本人と魚食
第2章 魚と旬
第3章 魚を追って
第4章 漁る人びと
第5章 漁業盛衰
第6章 ある魚食論
書誌情報
紙版
発売日
2001年01月10日
ISBN
9784061594692
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1469
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
備考参照