
聖教要録・配所残筆
セイキョウヨウロク・ハイショザンピツ

時流に抗し、聖学の道を説く
素行の思想と自叙伝
江戸時代前期の代表的思想家、山鹿素行は、日常から遊離した官学(程朱の学)を排斥したことにより幕府の忌諱(きき)に触れ、配流の身となって波瀾の人生を送る。直接古代聖賢の教えに学ぶべしと説く古学の立場から、儒教理論の要点を纒めた「聖教要録」、遺書として、流謫地播磨赤穂(るたくちはりまあこう)で綴った異色の自叙伝「配所残筆」。素行の代表作2篇の文庫版初の全訳注。
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目次
●はじめに
●聖教要録
・聖教要録小序
・聖教要録上
・聖教要録中
・聖教要録下
●配所残筆
書誌情報
紙版
発売日
2001年01月10日
ISBN
9784061594708
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1470
ページ数
216ページ
シリーズ
講談社学術文庫