
東西思想の根底にあるもの
トウザイシソウノコンテイニアルモノ
- 著: 玉城 康四郎

人間たることの存在理由は何か、人間いかに生くべきか。ブッダや道元も、ソクラテスやイエスやパウロも、東西の大思想家は、この根本的課題と格闘した。そして、深い冥想・祈りの中で生命の火花を散らし、それぞれ、永遠の純粋生命の究極態に到達する。本書は、東西各思想の共通の根源は何かを探り、対象的思惟を排し、全人格的思惟の復権を提唱する。
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目次
●存在の原視点へ――問題の所在――
●全人格的思惟の比較思想論
●全人格的思惟と7つの生命観
●分析心理学と全人格的思惟
●大脳生理学と全人格的思惟
●現代・解脱・世界像
●無明――業――輪廻と解脱――インド思想とギリシア思想――
●東洋思想からの発題
書誌情報
紙版
発売日
2001年02月09日
ISBN
9784061594739
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1473
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
備考参照