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<戦前>の思考
センゼンノシコウ
- 著: 柄谷 行人

「共産主義が終わった」「55年体制が終わった」――。20世紀最後の10年は「終わり」が強調された時代だった。そして、それは戦前の風景に酷似している。あの戦前を反復しないためにこそ、自身を〈戦前〉において思索することの必要性を説く著者が、明晰な論理展開で繰り広げる思考実験。ネーション=ステートを超克する「希望の原理」とは何か。
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目次
帝国とネーション
議会制の問題
自由・平等・友愛
近代の超克
文字論
双系制をめぐって
自主的憲法について
韓国と日本の文学
湾岸戦争下の文学者
書誌情報
紙版
発売日
2001年03月09日
ISBN
9784061594777
判型
A6
価格
定価:1,012円(本体920円)
通巻番号
1477
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’94年2月、文藝より刊行された。