
縄文文化と日本人
ジョウモンブンカトニホンジンニホンキソウブンカノケイセイトケイショウ
- 著: 佐々木 高明

日本文化は多元的で異質な文化が複合したものであり、稲作文化のみならず、縄文文化もまた日本文化の基層を構成する重要な要素であったと著者は考える。この観点から、本書では「ナラ林文化と照葉樹林文化」という、東アジア全体を視野におさめた文化史の枠組のなかで縄文文化を捉えなおし、その文化的系譜をさぐる。広範な学問の成果に立脚し、新たな視座からみる縄文文化論。
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目次
第1章 縄文文化を考える――日本文化形成論の視点から――
第2章 稲作以前の生業形態
第3章 成熟せる採集社会と初期的農耕
第4章 縄文から弥生へ――縄文文化伝統の継承と変容――
第5章 山民文化の伝統――縄文文化伝統の再評価――
学術文庫版のための補論
書誌情報
紙版
発売日
2001年07月10日
ISBN
9784061594913
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1491
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
備考参照