『聊斎志異』を読む

『聊斎志異』を読む

リョウサイシイヲヨムヨウカイトヒトノゲンソウゲキ

講談社学術文庫

清朝が生んだ古今怪異文学の傑作『聊斎志異』。科挙にやぶれた蒲松齢(ほしょうれい)がはぐくんだ四百数十編のロマンは、豊かな想像力と現世への鋭い眼差しにより、芥川、太宰さらには西欧文学にも深い影響を与えた。全編を覆う、美しい仙女、恐ろしい幽鬼、鳥獣花木の精の跳梁。これら超自然と人間たちが織りなす、美と哀しみと妖気たゆたう不可思議空間を読み解く。


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目次

第1章 その書のあらまし
第2章 科挙は怖い
第3章 独創性の在り処
第4章 夫婦は異なもの
第5章 解語の花はいやらしい――狐の話その1
第6章 詼諧玩世――狐の話その2
第7章 批評家の群れ――狐の話その3
第8章 よき友、よき女房――狐の結び

書誌情報

紙版

発売日

2001年07月10日

ISBN

9784061594920

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

通巻番号

1492

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

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