
同時代人サルトル
ドウジダイジンサルトル
- 著: 長谷川 宏

20世紀後半、世界の若者の血をたぎらせたサルトルとは何であったか?孤独な文学者から行動する哲学者へ。文学・哲学・評論・政治など、あらゆるジャンルへのエネルギッシュな越境。激動の世紀を、誠実に、知のはるかな旅をつづけた巨人。「世界がまだ若く、不定形であった」戦後という空間を再現しつつ、主要著作を丹念に読み解き、その思想と行動の全貌をとらえる意欲作。
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目次
1 サルトルの若さ、時代の若さ
2 政治思想の視座
3 知識人の孤独
4 処女作『嘔吐』
5 混沌の中の主体性
6 ヨーロッパ20世紀のサルトル
7 歴史に向かって
8 悪の弁証法
9 戯曲のおもしろさ
書誌情報
紙版
発売日
2001年08月07日
ISBN
9784061594968
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1496
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
備考参照