カント

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カント

カント

講談社学術文庫

すべての哲学はカントに流れ入り、カントから再び流れ出す。人間理性の限界を精査し、またその全射程を見定めようとしたカント。認識の構造を解明した『純粋理性批判』、道徳の世界を確立した『実践理性批判』、批判哲学完成の書『判断力批判』から、最晩年の問題作『オプス・ポストムム』まで。哲学史2千年を根源から改革した独創的作品群を、その生涯とともに見渡す待望の書。


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目次

1 カント思想の境位
(1) 近代日本の父子の屈折を通して見たカント
(2) 学問と人間の間
(3) 人間主体の自覚と相対化の間
2 カントの生涯と思想形成
(1) 少年カントとその時代
(2) 大学時代・家庭教師時代
(3) 「天界の一般自然史と理論」とその周辺
(4) 人間の発見――ヒューム、ルソーとの出会い
(5) 理性批判の哲学への道
(6) 批判哲学期から晩年まで
3 カントの著作
著作概観
(1) 『自然地理学』
(2) 『人間学』
(3) 『純粋理性批判』『プロレゴーメナ』
(4) 『自然科学の形而上学的原理』
(5) 『人倫の形而上学の基礎』『実践理性批判』
(6) 『人倫の形而上学』
(7) 『判断力批判』
(8) 『もっぱら理性の境界内での宗教』
(9) 『オプス・ポストムム』
4 カントの思想と現代
(1) 主体主義のゆく末
(2) 言語のあり方をめぐる諸問題

書誌情報

紙版

発売日

2001年10月10日

ISBN

9784061595156

判型

A6

価格

定価:1,375円(本体1,250円)

通巻番号

1515

ページ数

488ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2015年11月27日

JDCN

0615951500100011000E

初出

底本:「人類の知的遺産」(講談社刊)シリーズ43の『カント』を底本とした。

著者紹介

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