明治日本印象記
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明治日本印象記

メイジニホンインショウキ

講談社学術文庫

優美な自然、興趣をそそる諸芸能、無類に清潔で礼儀正しい日本人……。明治中期に訪日し、異文化にとまどいつつも、北海道から長崎まで精力的に旅を続けた著者の印象の一端である。大都市は勿論、地方の文化にも触れ、市井の民とも親しく接して、日本に魅了された彼は生涯に7度日本を訪れることになる。美術史家である著者の鋭い感性が捉えた19世紀末の日本。挿画約100点収録。


美術史家の鋭い感性が捉えた19世紀末の日本

優美な自然、興趣をそそる諸芸能、無類に清潔で礼儀正しい日本人……。明治中期に訪日し、異文化にとまどいつつも、北海道から長崎まで精力的に旅を続けた著者の印象の一端である。大都市は勿論、地方の文化にも触れ、市井の民とも親しく接して、日本に魅了された彼は生涯に7度日本を訪れることになる。美術史家である著者の鋭い感性が捉えた19世紀末の日本。挿画約100点収録。


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目次

日本の温泉場と天竜下り/桜花の季節の日本――奈良・法隆寺/浄土宗総本山――知恩院の祭/日本旅館の不都合な戸/日本の芸術――過去と現在/京都の葬祭場――マルゲリート/聖なる伊勢へ――熱田の扇づくり、伊勢音頭の特別公演/失敗に終わった富士登山/太夫の道行き――美女の祭/七夕祭――俳優の埋葬、演劇史のひとこま/壮士芝居見物/歴史劇「一谷」/京都の能楽堂/京都の都踊り――茶の湯/相撲――悪鬼の物語/松島・金華山/北海道――日本の先住民アイヌ/室蘭――札幌――キリスト教宣教師/日本のキリスト教とその将来/日本人の愛情問題/洛北と岐阜の風物/蓮華咲く頃の日本――鎌倉・江ノ島・不忍池/日本の詩歌/日本から香港へ

書誌情報

紙版

発売日

2001年12月10日

ISBN

9784061595248

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

通巻番号

1524

ページ数

464ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2016年01月22日

JDCN

0615952400100011000C

初出

’94年に中央公論社から刊行された『100年前の日本文化―オーストリア芸術史家の見た明治中期の日本』を改題し、文庫化した。

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