
宗教改革の精神
シュウキョウカイカクノセイシンルタートエラスムスノシソウタイケツ
- 著: 金子 晴勇

神の恩寵か、人間の自由か――。ルネサンスの二大思想家が展開した自由意志論争は、西欧精神史上の壮観であった。恩寵の絶対性に帰依するルターと理想主義的ヒューマニズムに賭けるエラスムス。ともに教会改革で一致しながら、激しく論を闘わせた両者の対立点を浮き彫りにし、現代にまで射程をのばす、神と人間をめぐるこの論争の本質に迫る。
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目次
第1章 人間と人間観
第2章 自由意志論争
第3章 伝統と革新
第4章 ヒューマニズムの偉大と悲劇
第5章 神の人間性
第6章 宗教改革と現代
書誌情報
紙版
発売日
2001年12月10日
ISBN
9784061595255
判型
A6
価格
定価:1,045円(本体950円)
通巻番号
1525
ページ数
248ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
備考参照