
成長のアジア 停滞のアジア
セイチョウノアジアテイタイノアジア
- 著: 渡辺 利夫

現代世界経済を牽引する巨大なアジア経済。かつて「脆弱(ぜいじゃく)で従属的」とさげすまれたアジアはなぜ活性化しえたのか?韓国・台湾などの東アジア、インドネシア・タイなどの東南アジア、バングラデシュなどの南アジア。それらの劇的発展と退行のメカニズムを明快・犀利(さいり)な分析により読み解き、アジアの時代としての21世紀を予示した吉野作造賞受賞作。
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目次
序章 情念のアジア 知のアジア
1 現代アジアの経済発展をどう見るか――私のエイシアン・ドラマ
2 圧縮された発展――インダストリアリズムの波及と受容
3 アジア高成長圏への道――市場構造と日本の役割
4 新興工業国家 光と翳――韓国経済発展の20年と課題
5 ネオ・デュアリズム――東南アジア伝統社会の変容と相剋
6 絶対的貧困の機構と構造――憂愁のベンガル
補章 東アジア経済の新動態――アジア化するアジア
書誌情報
紙版
発売日
2002年02月08日
ISBN
9784061595330
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1533
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
備考参照