メディチ家の人びと ルネサンスの栄光と頽廃

メディチ家の人びと ルネサンスの栄光と頽廃

メディチケノヒトビトルネサンスノエイコウトタイハイ

講談社学術文庫

栄華と頽廃そして人間悪
フィレンツェの華麗なる一族にみる人間の悪と欲望

フィレンツェの名家・メディチ家の栄光とともにあったイタリア・ルネサンス。名主ロレンツォの黄金時代からコジモ1世の最盛期へ――輝く家名とその陰の悲劇の数々は、人間の再生を謳歌する時代の繁栄と頽廃に重なりあう。世界史にその名を残す華麗なる一族の裏面史を通して人間の悪と欲望を描き出し、ルネサンス的人間像を探究する異色の長編評伝。


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目次

第1章 メディチ家の登場
第2章 大ロレンツォ
第3章 パッツィ家の陰謀
第4章 大寺院の惨劇
第5章 ロレンツォの死、不運のピエロ
第6章 ローマ劫略
第7章 ロレンザッチオの悲劇
第8章 コジモ大公
第9章 幼ない恋の悲劇
第10章 アベルとカイン
第11章 ルクレツィアの死
第12章 もう一人のエレオノーラ
第13章 スタンダールへの挨拶
第14章 絶世の美女ビアンカ
第15章 枢機卿の陰謀
第16章 ペッレリーナの密通
第17章 美少女の運命
第18章 カーミラの青春

書誌情報

紙版

発売日

2002年07月10日

ISBN

9784061595521

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

通巻番号

1552

ページ数

496ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

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