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吉原と島原
ヨシワラトシマバラ
- 著: 小野 武雄

公娼を一定区域内に集めた遊廓は、豊臣秀吉の政策下に出現し、江戸時代に発展を遂げた。やがて遊廓は、単なる性的遊興の場に止まらず、サロン的性格をもつに至る。主役たる遊女の艶姿や特異な風俗、遊女を巡る人間関係は、江戸期の文学、絵画、演劇等のモチーフとなった。
代表的遊廓、江戸の吉原、京の島原を中心に、その歴史、構造、習俗等を探る。
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- 次巻
目次
1.概観
2.三廓の成立
3.廓の経営
4.行事・揚屋・太夫
5.私娼弾圧・湯女・仮宅
6.島原の盛衰
7.廓の話題
書誌情報
紙版
発売日
2002年08月09日
ISBN
9784061595590
判型
A6
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
1559
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は’78年に教育社から刊行された『吉原・島原』(「教育社歴史新書<日本史>」89)を底本とした。