古代出雲

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古代出雲

コダイイズモ

講談社学術文庫

1984年、出雲の弥生中期の遺跡神庭荒神谷(かんばこうじんだに)から大量の青銅器が発掘され、世間の耳目を聳動(しょうどう)させた。銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本、初の同時出土。古代の出雲には、どのような勢力が存在したのか。大和や吉備との関係は、どのようなものであったのか。考古学上の新発見と数多くの論考・新説を検討し直し、著者独自の視点から、鮮明な古代出雲像を提示する。


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目次

序章 荒神谷以後
1.古代出雲をなぜ再論したくなったか
2.荒神谷遺跡の大発見とわたくし
1章 原イツモ国 荒神谷遺跡をめぐって
1.出雲平野の村むら
2.首長(=王)の出現
〔付論〕加茂岩倉遺跡、随想三題――「出雲」の地名、銅鐸の絵、神話とのかかわり
補説――「原イツモ国」の語について
2章 原イツモ国の行方
1.原イツモ国と『記』『紀』の記事
2.出雲フルネ
3.原イツモ国の終焉
3章 イツモ王国
1.出雲の古墳文化
2.新説とその問題点
3.イツモ王国の形成
4章 イツモ王国の変質
1.出雲に迫るヤマト勢力
2.イツモ王国から出雲国造へ
〔付論〕大三輪の神なびと出雲の神々――出雲国造神賀詞をめぐって
3.出雲国造と部民制
5章 出雲と律令制
1.国造支配の変化
2.出雲と出雲観の変化
3.民衆の貢進物

書誌情報

紙版

発売日

2003年01月09日

ISBN

9784061595804

判型

A6

価格

定価:1,386円(本体1,260円)

通巻番号

1580

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

底本:本書は、’87年に学習研究社から刊行された『検証 古代の出雲-荒神谷以後の古代出雲論を総括する』を底本とした。

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