
中国の古代哲学
チュウゴクノコダイテツガク

孟子・老子・荘子・韓非子
東西の両碩学が迫る中国思想の真髄
読みやすい大文字版
孟子は仁義と愛敬を紐帯とする社会を理想としたと、社会思想史的方法でその思想を分析する小島。
老子は道の哲学を通し、宇宙の根源を説き、荘子は無用の用を主張し、絶対の境地は木鶏と考え、また、韓非子は天下の太平を望んで法家の学を大成したと、伝統的漢学の立場から老荘と韓非を語る宇野。
東西両碩学が中国古代思想の精髄に迫る。
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目次
社会思想史上における『孟子』(小島祐馬)
第1講 共同社会と利益社会
第2講 社会階級観――庶民生活の保障
老子・荘子と韓非子(宇野哲人)
序
第1部 老 子
1 老子伝
2 老子の学説
第2部 荘 子
1 荘子の伝と著書
2 荘子の学説
第3部 韓非子
1 韓非の伝と著書
2 韓非の学説
書誌情報
紙版
発売日
2003年02月07日
ISBN
9784061595835
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1583
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は小島祐馬著『社会思想史上における「孟子」』(三島海雲記念財団、’67年6月発行、カルピス文化叢書3)と宇野哲人著『老子・荘子と韓非子』(三島海雲記念財団、’69年9月発行、カルピス文化叢書5)を底本とした。