
昭和の軍閥
ショウワノグンバツ
- 著: 高橋 正衛

政治腐敗や深刻な不況に揺らぐ昭和初期、充満する憤懣は改革、革命の熱気を醸成した。軍部には「世論ニ惑ハズ政治ニ拘ラズ」(軍人勅諭)の伝説を覆えさんとする軍人が現れ、軍閥を形成する。皇道派対統制派、幕僚対青年将校等の対立を内に蔵しつつも、彼らは軍の枠を超え出て国家を掌握。日本を支配し、破滅へと猛進した昭和軍閥の生成とその実態を探る。
幕僚と青年将校、皇道派と統制派、陸軍と海軍……
帝国日本を支配した権力
――内部に渦巻く野望と抗争
政治腐敗や深刻な不況に揺らぐ昭和初期、充満する憤懣は改革、革命の熱気を醸成した。軍部には「世論ニ惑ハズ政治ニ拘ラズ」(軍人勅諭)の伝説を覆えさんとする軍人が現れ、軍閥を形成する。皇道派対統制派、幕僚対青年将校等の対立を内に蔵しつつも、彼らは軍の枠を超え出て国家を掌握。日本を支配し、破滅へと猛進した昭和軍閥の生成とその実態を探る。
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目次
序 軍隊を考える基礎的事項
1 軍閥を生みだしたもの
2 昭和軍閥の歩み
3 隊付将校
4 4つの事件
5 昭和の軍閥
6 戦争への道
7 結び
書誌情報
紙版
発売日
2003年05月11日
ISBN
9784061595965
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1596
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年01月22日
JDCN
0615959600100011000P
初出
1969年、中央公論社より刊行。