
トウ小平
トウショウヘイ
- 著: 矢吹 晋

「綿中に針を蔵す」(当たりは柔らかく芯は硬い)と毛沢東に評された稀代のリアリスト、トウ小平。「白猫黒猫」論の徹底した柔軟思考と、「発展」を目指す鉄の意志とが、百年変わらなかった中国を巨大経済国家に変えた。若き日のパリ留学。蜂起。3度の失脚を乗り越えて世界を牽引する経済建設へ。毛路線を覆し、現代中国の父となった「小さな巨人」の全貌。(講談社学術文庫)
「綿中に針を蔵す」(当たりは柔らかく芯は硬い)と毛沢東に評された稀代のリアリスト、トウ小平。「白猫黒猫」論の徹底した柔軟思考と、「発展」を目指す鉄の意志とが、百年変わらなかった中国を巨大経済国家に変えた。若き日のパリ留学。蜂起。3度の失脚を乗り越えて世界を牽引する経済建設へ。毛路線を覆し、現代中国の父となった「小さな巨人」の全貌。
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目次
まえがき
第一章 綿中に針あり──その横顔
第二章 総書記への道──卓越した実務能力
第三章 改革の総設計師──猫にネズミをとらせよ
第四章 泣いて馬謖を斬る──政治改革のカベ
第五章 最後の闘争──改革の加速
結びに代えて──中華連邦の夢
補論 長すぎた過渡期──江沢民時代の功罪
あとがき──発展主義者としての鄧小平
鄧小平関連文献
鄧小平著作、講話目録
鄧小平年譜
書誌情報
紙版
発売日
2003年08月09日
ISBN
9784061596108
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1610
ページ数
312ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2015年10月23日
JDCN
0615961000100011000R
初出
原本:1993年6月、小社から刊行された講談社現代新書を原本とした。