
マイページに作品情報をお届け!
性の民俗誌
セイノミンゾクシ
- 著: 池田 弥三郎

「一夜妻」「一時女郎」「女のよばい」「いざいほう」等々、わが国には、古来特色ある性にまつわる民俗が存在し、さまざまな形で各地に伝承されてきた。こうした性風俗の実態は、部外者へ明らかにされることはない。『伊勢物語』等の古典文学、『日本書紀』等の史書から民謡までもあまた渉猟し、日本人の性への意識と習俗の伝統を、民俗学的見地からたどり返す。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
おまつり/一生一度のほててんご/寝殿/一夜妻/一時女郎/夜妻・朝妻/神の嫁の選定/初夜の権利/浮気のさび/東枕の窓の下/よばい/かよう男/男を待つ文学/鐘に恨みは/女のよばい/色好み/うわなりねたみ/いなみ妻/遊女の発生/情死/心中死まで(1)/心中死まで(2)/密通/妻敵討ち/伊勢の留守/ぼんがま/性教育/ふんどし/田の巫女/赤不浄/私生児/くなどの神/中棒/くぼの名は/女に笑われぬ男
書誌情報
紙版
発売日
2003年08月08日
ISBN
9784061596115
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1611
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1959年『はだかの風土記』小社刊、1974年『おとこ・おんなの民俗誌』 講談社文庫刊を改題。