
天皇制の基層
テンノウセイノキソウ

天皇制とは? その支える原理とは一体何なのか?戦後思想の巨大な導き手と、日本人の心の本性の探究に果敢に挑んできた研究者との気迫に満ちた対談。自己の切実な体験から天皇制の根底を問う吉本。歴史学と民俗学の研究成果を踏まえ、宮廷儀礼の大幅な変更と作為、二重王権としての天皇制等を指摘する赤坂。新旧2人の論客が天皇制の問題に鋭く切り込む。
- 前巻
- 次巻
目次
1.天皇制論の視座
2.象徴天皇制をめぐって
3.大嘗祭と天皇制の深層
書誌情報
紙版
発売日
2003年10月11日
ISBN
9784061596177
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1617
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は、1990年9月、作品社刊行の『天皇制の基層』を底本とした。