
茶の精神
チャノセイシン
- 著: 千 玄室

裏千家四百年の歴史と伝統
十五世家元が説く茶の湯の理想とは
中国を源とし、わが国へ伝播した喫茶の風習は、歴史的な曲折を経たのち、世界に比類ない茶の湯という独自の文化体系へと昇華した。村田珠光に始まり、武野紹鴎を経て、千利休により大成された茶の湯が志向するところとは何か。裏千家四百年の伝統を継承する十五世家元が、数々の古典のうちに先匠の思索の跡を追いつつ、茶の湯の究極の理想を追究する。
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目次
第1章 序章のための1つの寓話
第2章 茶の境涯とその理想
第3章 茶仙の意図とその世界
第4章 平安の茶煙
第5章 日本的なるものへの屈折
第6章 茶の究極の理想世界
第7章 茶の点前作法の意義
書誌情報
紙版
発売日
2003年10月11日
ISBN
9784061596214
判型
A6
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
1621
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:1969年に淡交社から刊行された『茶の精神』(「茶の湯ライブラリー」(1))を底本とした。
著者紹介
著: 千 玄室