江戸・東京の中のドイツ

江戸・東京の中のドイツ

エドトウキョウノナカノドイツ

講談社学術文庫

江戸期から近代にかけて、江戸・東京を舞台に活躍したドイツ人は数多い。「八重洲」にその名を残すヤン・ヨーステン、帝都改造計画に参画したエンデとベックマン、帝国ホテル繁栄の礎を築いた支配人フライク兄弟……。日・独交流に貢献し、わが国の発展にきわめて大きな役割をはたした彼らが、江戸・東京に残した軌跡を探索し、その事績を検証する。


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目次

第1章 八重洲とヤン・ヨーステン
第2章 大砲鋳造師ブラウンによる麻布試射
第3章 日本橋長崎屋に止宿したドイツ人
第4章 ビーダーマイヤー期のウィーンで読まれた江戸戯作
第5章 万延元年の未解決刺殺事件
第6章 谷中のリッテルと川上音二郎の記念碑
第7章 考古学発祥の地大森と小シーボルト
第8章 ベルリンモデルの帝都改造計画
第9章 帝国ホテル草創期のドイツ人支配人
第10章 三囲神社とプロイセン警視庁警部
第11章 日本陶磁の改革者ワグネルと東京工業大学
第12章 浜離宮を訪れたオーストリア皇太子
第13章 製薬王、星一によるドイツ学術援助
第14章 ドイツ人園芸家ウンガーと日本産植物

書誌情報

紙版

発売日

2003年12月12日

ISBN

9784061596290

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

1629

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

本書は、1998年にミュンヘンのIndicium社から刊行。日本語版刊行にあたり、原著者に加筆・訂正された。

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