
昭和天皇語録
ショウワテンノウゴロク

国民と同様に喜びと悲しみの幾歳月であった
践祚の勅語から歴代最長寿の言葉まで
二・二六事件、戦争、新憲法発布、東京オリンピック等、昭和天皇は歴史の重要な局面の数々に立ち会ってきた。天皇の語録は昭和史の貴重な証言であり、そのまま昭和史の克明な記録ともなっている。践祚の勅語から日航機墜落事故への感想まで、史上最長となった在位期間中の天皇発言に、周辺事情を伝える新聞記事等を添えて綴った臨場感あふれる語録集。
天皇の存在は歴史そのものである。二・二六事件や太平洋戦争の開戦、終戦をはじめ……戦後の平時においても新憲法発布、講和条約から東京オリンピック、万国博など、天皇は必ず歴史の現場に立ち会ってきた。それに園遊会などを通じての“時の人”との出会いを加えれば、天皇語録はそのまま昭和史60年の刻明な記録になっている。――(「あとがき」より)
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目次
昭和1~9年
昭和10~15年
昭和16~17年
昭和18~20年(終戦前)
昭和20(終戦後)~21年
昭和22~25年
昭和26~40年
昭和41~49年
昭和50~60年
書誌情報
紙版
発売日
2004年01月11日
ISBN
9784061596313
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1631
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:『天皇語録』は、1974年に単行本として、1986年に増補文庫版(講談社文庫)として刊行されたものえを原本とした。底本:講談社学術文庫へ収録するにあたっては、増補文庫版を底本とし、『昭和天皇語録』と改題した。